よくある質問

Q:下肢静脈瘤を早期発見するにはどうしたらいいでしょうか?

qa 『足の血管が浮き出る』『頻繁に足がつる』『足が重く苦しい』『足がむくんで夕方辛い』
そんな症状があれば下肢静脈瘤の疑いがあります。
医師の診察後、無痛の超音波検査でお調べできますので、まずはご相談下さい。

Q:下肢静脈瘤の症状をそのままにしておいて大丈夫ですか?

qa 下肢静脈瘤が自然に治るということはほぼありません。しかし、直接命に関わる病気では無いので、大きな病院などでは放置されがちです。しかし下肢静脈瘤は、一度発症するとゆっくりと確実に進行し、症状が悪化すると血栓が生じて炎症を起こしたり、さらに重症化すると皮膚の色が黒ずんだり、潰瘍化して皮膚に穴があき、出血することもあります。病気は早期発見・早期治療が大切です。症状が重くならないうちに早目の診察をおすすめいたします。

Q:どんな人がなりやすいですか?

qa 日本人の10人に1人が下肢静脈瘤を持つとされています。特に40歳以上の女性に多く認められ、年齢とともに増加していきます。また、出産経験のある女性の2人に1人約半数の方が発症するというデータもあり、下肢静脈瘤はまだまだ認知はされていませんが、実は身近な病気なのです。遺伝性があり、両親とも下肢静脈瘤の場合には将来的にはその子供も90%発症するというデータもあります。
妊娠時にはホルモンの影響により静脈が柔らかくなって弁が壊れやすくなるため発症しやすくなります。
立ち仕事、特に1ヶ所に立ってあまり動かない仕事(調理師・美容師・販売員など)は発症しやすく、特に1日10時間以上立っている人は重症化しやすい傾向にあるので注意が必要です。また、肥満や便秘なども下肢静脈瘤を悪化させる因子です。足の血行を改善する医療用のストッキングもありますので、どうしても立ち仕事が避けられない方などは、一度専門医に相談されるとよいかもしれません。

Q:どんな治療法がありますか?

qa これまでは、弁が壊れた静脈を手術により引き抜いてしまう「ストリッピング手術」が主流でしたが、傷跡が残ったり、1〜2週間の入院が必要など、患者様の負担も高いものでした。
これに代わって当院が取り入れているのが「高周波」による血管内治療です。高周波による治療は、局所麻酔のみで皮膚を切らずに施術することができるため、痛みが少なく傷跡が小さくほとんど残らず、日帰り治療が可能です。患者様の身体的負担が少なく、美容面や術後経過に優れているのが高周波治療の特長といえるでしょう。
また、小さな静脈瘤については注射による治療も可能です。使用する注射器にはきわめて細い針を使用するため、痛みは蚊に刺された程度。カウンセリング当日に施術して、歩いて帰宅することができます。

Q:治療にかかる時間と費用を教えて下さい。

qa 硬化療法の場合は、2-3日で通常の生活に戻れますが、治療によって固まった静脈が消えてきれいになるまでには1-2年かかります。高周波やレーザーによる血管内治療は、日帰りで、治療そのものは30分から1時間ぐらいで終了します。家事や事務仕事は当日から可能ですが、重労働や長時間の立ち仕事は2-3日後からになります。治療後の経過によりますが、2週間でほぼ通常の生活に戻ることができます。硬化療法、高周波による血管内治療は健康保険が適用されます。保険診療で3割負担の場合、硬化療法で片足約5,500円、高周波による血管内治療で片足約45,000円の自己負担が必要です。
1割負担の方はその3分の1になります。

Q:静脈を焼いても問題ありませんか?

qa 問題ありません。
静脈を焼く前に静脈のまわりにTLA(ティーエルエー)麻酔という特殊な局所麻酔の液を注射します。そのため、静脈を焼いても周囲に熱が伝わらず、静脈だけが焼けるので問題はありません。
また、静脈を焼くとふさがってその静脈には血液が流れなくなりますが、深いところの静脈(深部静脈)に血液が流れるので心配はありません。