動物は静脈瘤になる?

一般的な下肢静脈瘤は、逆流防止弁の異常による表在静脈の逆流が原因でしたね。
(参考:静脈瘤はなぜ起こる?)
ヒトの場合、直立二足歩行なので下肢の静脈弁にかかる負担が大きく、静脈瘤になってしまうと言われています。動物の場合、4足歩行のため静脈圧が上がりにくく、静脈瘤にはほとんどならないそうです。同様に、肛門の静脈瘤である痔はヒトに特有の病気です。

動物でも牛は静脈瘤になる動物として知られています。
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それでは、キリンの様に足が長く、静脈圧が高そうな動物はどうでしょうか。キリンは、筋膜や皮膚が非常に厚く、常に弾性ストッキングを履いている様な状態なので、静脈瘤にはならないのです。
ヒトの場合も、筋膜がしっかりしている部位は静脈瘤になりにくく、基本的に筋膜が欠損している膝周辺から瘤化していきます。人類は進化の過程で、静脈瘤にならないという進化よりも、静脈瘤を治療する技術の方を先に獲得してしまったのです。 ちなみに、人類が発明した弾性ストッキングも、一時的に浮腫や倦怠感などの症状を緩和はしますが、進行を止めることはできません。静脈瘤のつらい症状にお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。